2015年1月27日火曜日

コウガイビルの仲間

コウガイビルの仲間 Bipalium sp.
(コウガイビル科 BIPALIIDAE)


近所で見かけたコウガイビルの仲間
 近所や家のまわりの塀などでは、雨が降るとこんな生き物を目にすることができる。頭が半月状に広がったうねうねした生き物。写真のコウガイビルの仲間は、半月状というより三日月状に近い。この頭の部分の形が、日本髪を撫で付けたり、頭皮を欠いたりする道具「笄(こうがい)」に似ていることから、コウガイビルという名前になったらしい。
 この部分が頭かと思いきや、食事をする“口”は、この頭よりも後にあるらしい。
 さて、名前を調べようと思ったが、イマイチよくわからない。このコウガイビルの仲間は長さは10cmもない。色は褐色で、体には縦に3本の黒い線がある。
長いコウガイビルの仲間。
 昨年の秋にはこんなやつも見た。色が緑っぽくてとても長い。20cm強というところか。写真では分かりにくいが、頭の「こうがい」部分は、それほど大きくはならない。
 この他に、体が真っ黒なコウガイビルもいる。年に1〜2回、風呂場に上がってくる。こちらの体長は10cm程度か。全部違う種類だとすると、家のまわりだけで3種類・・・結構すごいなぁ。

Jan. 27, 2015追記
ツイッター上で種類について教えて頂きました。
二枚目の写真の長い種類は、おそらくワタリコウガイビルBipalium kewense Moseley
一枚目の写真の方は、和名なし、とのことでした。
@LandPlanariaBot 様 ありがとうございました。

 調べてみると、ワタリコウガイビルは外来種で、世界中で見られるようです。原産地はどこなのだろう。一枚目の写真の方は「和名なし」とのことなので、記載自体はされているということなのでしょう。いろいろいるんだなぁ。