マヤラン Cymbidium macrorhizon Lindl.
(ラン科 ORCHIDACEAE)
先日、仕事で訪れた施設で、その施設の人(女性!!)に「見せたいものがあります」と言われて案内され、見せてもらったのがコレ!。
相変わらず美しいねぇ。マヤラン。
ところで、マヤランの「マヤ」ってなに?ちょっとググってみたら、神戸市立森林植物園のホームページに説明があった。日本に於いて初めて採集されたのがどうやら摩耶山らしく、そこからとってきたようだ。もう少し分かったら、追記します。
さて、こいつ、葉がないんだよね。
と、ここまで書いてふと手が止まった。今、マヤランの事を「こいつ」って書いた。実は生物を研究したり、観察したりする人って、その対象の生物をかなり擬人化して呼ぶ事が多い。
今まで聞いたことがあるのは、「彼・彼女」、「彼ら・彼女ら」、「この人・この人たち」、「この子、この子ら」、そして「こいつ、こいつら」。あまりにも熱心に見つめすぎて親近感が沸いてしまったり、彼らの行動を自分の行動のように投影してしまったり、という事なのかも。
しかし、「こいつ」はないな。ちょっと見下し感がある。うーん。まあ、花だし「彼女」でいこうか(両性花だけど)。
閑話休題。
さて、よく見ると彼女らには葉がない。植物といえば、小中学校で習うが、緑の葉を拡げて太陽の光を浴び、光合成によって有機物を合成する、というのが一大特徴。自分で栄養を作って生活できる、本当の意味での「自給自足生活」ができる唯一の種族が「ザ・植物」。なのだが、彼女らには葉がない。どうしているのか。
実は、根で菌類と共生しており、その菌達が周囲の土壌に含まれる有機物をせっせと分解して得た栄養分をもらって生活していて、「菌従属栄養生物」と呼ばれている。その彼女らの生活については、国立科学博物館のホームページに分かりやすい解説がある。(pdfファイルが開きます)
この解説によると、マヤランはベニタケ科、イボタケ科、シロキクラゲ科と共生し、この共生している菌は特定の樹木としか共生しないようです。となると、樹木---菌類---マヤランは密接につながっているようです。
一口に「植物」といってもいろんな生き方があるのだな。
2017年9月28日木曜日
2017年7月27日木曜日
タシロラン
タシロラン Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
(ラン科 ORCHIDACEAE)
以前にもブログに書いたタシロラン、今度は別のところで、人に教えてもらったんではなく、自力で見つけた。・・・といっても探し求めて、ではなくたまたまなんだけど。
車を運転していて横目に入った、車道沿いのスギ林の中の暗がりがどうしても気になって、車を止めた。林の中に入って5mも進まないうちに、目の前に白い植物が。
スギ林といったけれど、かなりモウソウチクが入り込んでいる薄暗い林。しかも、横は墓所だった。写真に見える通り、ゴミも落ちている。
が、その中で、ひょろひょろと白い植物が頭をもたげている。
地下部に共生した菌類から得られる栄養で成長する「菌従属栄養」という生き方をするランの仲間。少し前までは、地面の落ち葉などの分解によって得られた栄養で成長しているので腐生植物とも呼ばれていたが、実際に落ち葉等の分解をしているのは菌類なので菌従属栄養植物との呼び名がふさわしいと思う。
しかし、以前見たのに比べると、とても小さく、華奢。こことは別にもう一カ所見つけてんだけど、そこもどっちかというと華奢。生育環境によって草体の大きさ等が変わりやすい植物なのだろうか。
(ラン科 ORCHIDACEAE)
以前にもブログに書いたタシロラン、今度は別のところで、人に教えてもらったんではなく、自力で見つけた。・・・といっても探し求めて、ではなくたまたまなんだけど。
車を運転していて横目に入った、車道沿いのスギ林の中の暗がりがどうしても気になって、車を止めた。林の中に入って5mも進まないうちに、目の前に白い植物が。
スギ林といったけれど、かなりモウソウチクが入り込んでいる薄暗い林。しかも、横は墓所だった。写真に見える通り、ゴミも落ちている。
が、その中で、ひょろひょろと白い植物が頭をもたげている。
地下部に共生した菌類から得られる栄養で成長する「菌従属栄養」という生き方をするランの仲間。少し前までは、地面の落ち葉などの分解によって得られた栄養で成長しているので腐生植物とも呼ばれていたが、実際に落ち葉等の分解をしているのは菌類なので菌従属栄養植物との呼び名がふさわしいと思う。
しかし、以前見たのに比べると、とても小さく、華奢。こことは別にもう一カ所見つけてんだけど、そこもどっちかというと華奢。生育環境によって草体の大きさ等が変わりやすい植物なのだろうか。
2011年8月30日火曜日
マヤラン
マヤラン
Cymbidium macrorhizon Lindl.
マヤランなるものを教えてもらった。葉はなく、色も白っぽい。自分では光合成できない腐生植物だそうだ。周りがせっせと光合成している中で、他とは違う生きる道を巧く見つけ出して、したたかに生きる姿は感動するなぁ。見習いたいもんだ。
何の仲間か。学名にCymbidium(シュンラン属)とあるように、園芸でも人気のあるシュンラン(以前のシュンランの記事参照)の仲間。で、この属名Cymbidiumを読んでみると「シンビジウム」、つまりはシンビジウムと呼ばれて売られているランもこのシュンランの仲間。
シュンラン属は、花の美しい種類が多いんだろうな。
Cymbidium macrorhizon Lindl.
| マヤラン。南阿蘇国民休暇村野草園にて |
何の仲間か。学名にCymbidium(シュンラン属)とあるように、園芸でも人気のあるシュンラン(以前のシュンランの記事参照)の仲間。で、この属名Cymbidiumを読んでみると「シンビジウム」、つまりはシンビジウムと呼ばれて売られているランもこのシュンランの仲間。
シュンラン属は、花の美しい種類が多いんだろうな。


