2011年11月7日月曜日

ギンリョウソウモドキ

<2011南阿蘇外輪山で見た植物_8>
ギンリョウソウモドキ
Monotropa uniflora L.
(シャクジョウソウ科 MONOTROPACEAE)
開花中のギンリョウソウモドキ。もう花の時期も終わりかけ。


 植物は「葉緑素(ようりょくそ)」というものをもつため、みどり色をしている。この葉緑素が日の光からえいようを作っている。


 さて、このギンリョウソウモドキはまっ白。つまり、葉緑素がない。だから、日の光からえいようを作れない。ではどうしているか。根で菌(きん)と共生(きょうせい)していて、菌がまわりのおち葉などを分解(ぶんかいして)えいようを取り出し、それをもらって生きているといわれている。

 春にさくギンリョウソウという植物があり、それににているので「ギンリョウソウモドキ」。「モドキ」とは、「にてるけどちがう」ということなので、ちょっとかわいそうな名前だな。秋に花がさくので「アキノギンリョウソウ」という別名もある。

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