2012年6月29日金曜日

きれいなキノコ

まっ白なキノコを見つけた。


平地の山、常緑樹林の地面に白くて細いキノコがぱらぱらぱら・・・と。


大きさもまちまちだけど、かたちもいろいろ。すぅーっと一本の棒状のものから、先がやや枝分かれしたものまである。


例によって絵合わせだが、たぶん、


カレエダタケ科 CLAVULINACEAE
カレエダタケモドキ Clavulina rugosa (Bull : Fr.) Schroet.


ではなかろうか。


日本全国、普通にあるらしい。図鑑には無毒と書いてあるが、たとえ食べられるとしても、これをちまちま集めるのは大変な気がする。

2012年6月24日日曜日

竹の赤団子病

竹の赤団子病(シライキン)
Siraia bambusicola Henn.


赤団子,撮影下手で白く飛んじゃった(左)
手に取ってみるとなんだか赤い液が出てる(右)
大阪市立自然史博物館友の会のメーリングリストを眺めていたら、「赤団子」なる記事が流れていた。変なもんもあるもんだ、と眺めていたのだが・・・


息子とクサイチゴを摘みにいってて、脇に生えてたマダケをふとみると何かついてる・・・


ホー!!これが赤団子か!


元ネタとしてはここ。かなり精力的に調べておられる。
赤団子を求めて七五〇里
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/?eid=993919
赤団子を求めて その2
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/?eid=993926
赤団子を求めて その3
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/?eid=993941


つまりは、竹類に寄生する菌類のようだ。で、この赤団子、古くから中国では生薬として扱われていて、甘いらしい。上記ブログで書かれているように、出ている蜜がめっちゃ甘いらしい。


・・・でも、舐めれんかった。
すんません。へたれです。口に入れるもんは、本当に怖いと思っちゃって、こんなにたくさん出てるのに試せなかった・・・

オオヒラタシデムシ

オオヒタラシデムシ
Eusilpha japonica (Motshulsky, 1860)
(シデムシ科 SILPHIDAE)
オオヒラタシデムシ。背面(上)と側面(下)。


ボーッと腰掛けていたら、足下に出てきた虫。こいつも、出てきた後、しばらくたたずんでいた。


ちょっと平たい感じのボディーがすこし野暮ったいけど、つや消しブラックの地に縦のラインがはいった羽はなかなか格好いい。平地でよく見られるシデムシの仲間で、身近な環境で見られるのは、このオオヒラタシデムシが多いのだそうだ。


オオヒラタシデムシ。大きい、平たい、シデムシ、かな?
では「シデムシ」は何?「シデムシ」は「死出虫」、「体があるとてくる」だそうな。シデムシの仲間は、その名の通り、動物の死体を主な餌としている種類がおおい。オオヒラタシデムシも、死体を主な餌にしている。特にミミズの死体なんかを好むそうだ。


植物の枯れ葉や枯れ枝なんかをミミズが食べて細かくして糞として出す。ミミズや他の動物の死体をオオヒラタシデムシが食べて細かくして糞として出す。これらの糞は土の中の微生物等によってさらに細かく分解され、栄養を含んだ土に戻って行く。土の栄養は植物が吸収し、茎や葉や花や実などをつくる。これらはまた、いろんな動物に利用される。


高校くらいで習ったようなことだけど、ぐるぐる巡ってるな。

ヤマモモ

ヤマモモ
Morella rubra Lour.
(MYRICACEAE ヤマモモ科)


ヤマモモの花。雄花かな?


遠くに赤色が目立つ木があった。コンデジで出来るだけ拡大して撮ってみたけど、よくわかんないなぁ。たぶんヤマモモの雄花だと思うけど。


ブログにのせようと思って画像までは用意していたんだけど、ずいぶん日が経ってもう実がなっている季節。ちょっと確認しにいこうかな?