Eusilpha japonica (Motshulsky, 1860)
(シデムシ科 SILPHIDAE)
オオヒラタシデムシ。背面(上)と側面(下)。 |
ボーッと腰掛けていたら、足下に出てきた虫。こいつも、出てきた後、しばらくたたずんでいた。
ちょっと平たい感じのボディーがすこし野暮ったいけど、つや消しブラックの地に縦のラインがはいった羽はなかなか格好いい。平地でよく見られるシデムシの仲間で、身近な環境で見られるのは、このオオヒラタシデムシが多いのだそうだ。
オオヒラタシデムシ。大きい、平たい、シデムシ、かな?
では「シデムシ」は何?「シデムシ」は「死出虫」、「死体があると出てくる虫」だそうな。シデムシの仲間は、その名の通り、動物の死体を主な餌としている種類がおおい。オオヒラタシデムシも、死体を主な餌にしている。特にミミズの死体なんかを好むそうだ。
植物の枯れ葉や枯れ枝なんかをミミズが食べて細かくして糞として出す。ミミズや他の動物の死体をオオヒラタシデムシが食べて細かくして糞として出す。これらの糞は土の中の微生物等によってさらに細かく分解され、栄養を含んだ土に戻って行く。土の栄養は植物が吸収し、茎や葉や花や実などをつくる。これらはまた、いろんな動物に利用される。
高校くらいで習ったようなことだけど、ぐるぐる巡ってるな。
0 コメント:
コメントを投稿