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オニバス Euryale ferox Salisb.
(スイレン科 NYMPHAEACEAE)
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開花中のオニバス |
10年以上前の写真が出て来た。開花中のオニバス。大きな葉をつけ、全体トゲに覆われているのでこんな名なのだろう。
名前に“おに”とかついて厳つい感じだが、冬にはかれてしまう一年草。毎年水中に落ちた種が発芽し、花を咲かせ、種子を作るというサイクルが回っている。種子は休眠性がたかく、何年も水底の泥の中で眠り続けた後、発芽することもあるらしい。しかし、そうであっても、毎年のサイクルが繰り返され、水底に発芽予備軍となる種子が供給され続けないと、生き残っていくのは難しいのだろう。
このオニバスをずーっと観察されている方に最近お会いして、このオニバスの話題が出た。ここ数年発生しておらず、ほぼ絶滅したと見られるとのことだった。水底の発芽予備軍の種子がなくなってしまったのか、未だ眠り続けている種子があるのか・・・後者であることを祈っている。
アオウキクサ Lemna aoukikusa Beppu et Murata
(ウキクサ科 LEMNACEAE)
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水面を覆うアオウキクサ |
これで立派な大人の植物と言うのが面白い。しかも花を咲かせてタネを作る種子植物。
最近、植物園でウキクサの仲間の花が咲いたと言うニュースがあった。
肉眼で見えませんが…世界最小の花咲いた 茨城の植物園(朝日新聞)
ウキクサの仲間の葉を食べて育つゾウムシもいるらしいのでそちらも見てみたい。
クロテンツキ Fimbristylis diphylloides Makino
(カヤツリグサ科 CYPERACEAE)
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クロテンツキの花 |
更新しようと思いつつなかなかしなくて、いつの間にかブログ用の画像でデスクトップが埋まっていたので、ようやく重い腰を・・・
秋と言えばテンツキ〜って、もう時期すぎかけてるけど。テンツキの名は、高く天を突くように伸びるから「天突き」だとか、写真のようにたまご型〜円形の花の集まりが点々と着くから「点着き」だとか説があるもよう。
こいつらは、草全体より果実を見る方が面白いと思う。でもルーペ必須。悩ましいところ・・・