2013年11月1日金曜日

オニバス

オニバス Euryale ferox Salisb.
(スイレン科 NYMPHAEACEAE)
開花中のオニバス
 10年以上前の写真が出て来た。開花中のオニバス。大きな葉をつけ、全体トゲに覆われているのでこんな名なのだろう。
 名前に“おに”とかついて厳つい感じだが、冬にはかれてしまう一年草。毎年水中に落ちた種が発芽し、花を咲かせ、種子を作るというサイクルが回っている。種子は休眠性がたかく、何年も水底の泥の中で眠り続けた後、発芽することもあるらしい。しかし、そうであっても、毎年のサイクルが繰り返され、水底に発芽予備軍となる種子が供給され続けないと、生き残っていくのは難しいのだろう。

 このオニバスをずーっと観察されている方に最近お会いして、このオニバスの話題が出た。ここ数年発生しておらず、ほぼ絶滅したと見られるとのことだった。水底の発芽予備軍の種子がなくなってしまったのか、未だ眠り続けている種子があるのか・・・後者であることを祈っている。

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