(スイレン科 NYMPHAEACEAE)
開花中のオニバス |
名前に“おに”とかついて厳つい感じだが、冬にはかれてしまう一年草。毎年水中に落ちた種が発芽し、花を咲かせ、種子を作るというサイクルが回っている。種子は休眠性がたかく、何年も水底の泥の中で眠り続けた後、発芽することもあるらしい。しかし、そうであっても、毎年のサイクルが繰り返され、水底に発芽予備軍となる種子が供給され続けないと、生き残っていくのは難しいのだろう。
このオニバスをずーっと観察されている方に最近お会いして、このオニバスの話題が出た。ここ数年発生しておらず、ほぼ絶滅したと見られるとのことだった。水底の発芽予備軍の種子がなくなってしまったのか、未だ眠り続けている種子があるのか・・・後者であることを祈っている。
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