2011年3月24日木曜日

クロキ

クロキ(ハイノキ科)
Symplocos lucida Sieb. et Zucc.

低い山を歩いていて気づいた、白いポンポンのような花。
葉の根元に小さな丸い綿毛がついているように見える。

よく見ると、花は3個くらいの花が集まっていておしべがたくさん出ているので丸い綿毛に見えてしまうようだ。

花びらは根元はつながっているけど、先は五つに分かれていて星形に見える。
おしべは花びらより長く、たくさんある。はっきりしないけど同心円状に2列くらいに並んでいるようで、内側は5本くらい、外側は10本くらい。おしべの先には黄色い花粉の部屋(葯)がある。
めしべは真ん中に一本。


図鑑をみると海岸近くの照葉樹林に多いとある。
この場所はそれほど海に近くはない。しかし、地形からすると、昔は、それも人が水田を作ったり埋め立てたりする以前は、山の際まで海があったのかもと思われる。

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