チャノキ Camellia sinensis (L.) Kuntze
(ツバキ科 THEACEAE ツバキ科)
もう結構前か、年末の植物観察会に同行して、ふと横を見ると花が咲いていた。この寒い時期に、真っ白の花弁と黄色の葯を可憐に咲かせている。ツバキっぽいが花自体はかなり小さい。
チャノキ、すなわち、お茶の花だ。こんな時期に咲くのだなぁ。
これは人家の庭に植えてあったものだが、その後、自然観察会でどんどん山の中に入っていくと、花こそないもののあちらこちらでチャノキを見かけた。このようにフツーにあると在来の植物のような気がするが、今のところ、中国西南部が原産地で、日本には人の手によって持ち込まれたものとされているようだ。
チャノキの葉を飲み物として加工した「お茶」は、日本では当たり前なものとして定着しているし、世界でも愛されている飲み物の一つのようだ。その理由は、チャノキがカフェインを含む植物である事によるらしい。カフェインはいわゆる興奮作用・覚醒作用があり、その辺りが「特別な飲み物」として珍重される由縁となのだろう。カフェインを含む植物は数少なく、他にはコーヒー、カカオ、コカノキなど限られた種類しかないようだ。
さて、花を見ていると、その横にこんなものがあることに気づいた。
茶の実だ。お茶といえば、葉っぱというイメージだが、被子植物なので当然花を咲かせる。花が咲くなら実ができる、当たり前だ。
小さなツバキの実という感じ。まあ、同じツバキ科Camellia属だし、そら似てるわな。ツバキの実といえば椿油。お茶でも油絞れるのかな?などとおもってたら、あるのね。あるどころか、最近テレビで放映されてた。
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うむ、おいしそうやね。
山を歩いているとツバキの種を拾い集めている人もいるし、チャノキの種子もはまって探せば油絞れるほど拾えるかな?
大ヨシノボリ展!
12 時間前