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モウセンゴケ Drosera rotundifolia L.
(モウセンゴケ科 DROSERACEAE)
食虫植物の観察会のために読んだ本の一つに、モウセンゴケが獲物を捕らえる実験が載っているものがあった。
本の内容に付いては、こっちのブログに簡単に書いたので、そちらもどうぞ。
最近読んだ本「ハエトリくんとふしぎな食虫植物のせかい」
で、実際に、観察会とその下準備でやってみた。やり方はぜひ、本を見て確認して。
1.餌をおいた。
2.約1時間後
おお、巻き込み始めている!!
参考にした本(ハエトリくんとふしぎな食虫植物のせかい)では、葉の長いモウセンゴケ(園芸店等で売られているもの)を使って、約3時間観察していたようだ。こちらのモウセンゴケでは約1時間でやや巻き込みが見られたが、やはり3時間は見ておきたいというのが正直なところだった。
オトシブミ科の甲虫 ATTELABIDAE sp.
春、野山を歩いていたら、遊歩道沿いのビロードイチゴに違和感。葉に何か付いてる。
近寄ってみて見ると・・・あ、オトシブミ(落とし文)だ。虫が葉を巻いて中に卵を仕込んだものだが、それを文(ふみ:手紙)にあてるとは洒落たネーミングセンスだ!!
ただねぇ、種類が分からなかった。う〜ん親は誰だ。
ボロボロノキ Schoepfia jasminodora Siebold et Zucc.
(ボロボロノキ科 SCHOEPFIACEAE)
春の観察会で、ボロボロノキの花を見つけた。
しっかし、なんて名前だろうね。知り合いが教えてくれたこの木の覚え方に、「枝がポキポキと折れやすい木、ポキポキ→ボキボキ→ボロボロ」というのがあった。確かに、この木の枝は折れやすい。この木には悪いが、ポキポキと折れる感触は、実は心地よくもある(木からしたら本当に迷惑だが)。
このボロボロノキの花が咲いていた。名前に反して、乳白色の可憐な釣り鐘型の花が連なって垂れ下がっていた。
よく見ると、花冠の先は緑色を帯びており、クルッと反り返っている。その様もかわいらしい。
この日は春の穏やかな気候で小さな花がたくさん見られたので、ルーペで花の構造を見てみる、というのを繰り返しやった。たくさんの種類の花が見られたので、いろいろな花の作りが見れて、みんな楽しそうだった。
ボロボロノキの花を正面からのぞいて見ると、雄しべは、花のそこから出ているのではなく、花冠のかなり上の部分に付いているような感じであることが分かる。その上、毛もある。何だこれ?とみんなおもしろがってルーペをのぞいていた。
ボロボロノキといえばベニツチカメムシ、あの山中で集団を作る赤と黒の派手な 色をしたカメムシと関係があるそうだ。ベニツチカメムシは育児をするらしい。巣を作り、卵を産み、幼虫が孵ったらボロボロノキの実を餌として運んで与えるそうだ。つまり、今のところ分かっている範囲では、ベニツチカメムシはボロボロノキただ1種を食草とするらしい。
ところが、ボロボロノキの日本での分布域は九州から沖縄、ベニツチカメムシの分布域は資料によっては本州から沖縄となっている。え?本州や四国のベニツチカメムシの幼虫は何食べてるの!?