2011年7月1日金曜日

ウスキキヌガサダケ

ウスキキヌガサダケ
Dictyophora indusiata (Vent. : Pers.) Fisch. f. lutea Kobayashi


キノコの同好会の例会に参加させて頂いてみることができた、キノコの女王。とてもよく似た形で真っ白なキヌガサダケがあって、これは、その黄色型だそうです。なんとも綺麗なものですね。雨上がりの林床でよく目立っていました。個人的には「女王」の呼び名に黄色ってあわない気がするけど。

このキノコ、朝からのびはじめて、ほんの小一時間でレース部分が伸びて優雅な姿になり、昼にはしぼんで倒れてしまうそうな。その短い間に胞子(子孫を残すための細胞、植物の種子のような役割をもつ)をまき散らして、次の世代を残すわけです。

で、その胞子をまき散らす方法。キノコの胞子っていったら「風でフヨフヨ」なイメージですが、彼女(?)らはハエ等の昆虫を使います。このキノコのあたま、黒っぽい部分で胞子が作られているんですが、ここが湿ってぺたぺたしていて、クサイ!!。知らずに匂ってかなりおどろいた。
つまり、においでハエ等の昆虫をおびき寄せ、ぺたぺたと昆虫の脚に胞子をくっつけ、運んでもらう。

きのこ会の方々にいろいろ教えて頂きました。キノコをいろいろ工夫しているんだなぁ。

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