サツマスゲ
Carex ligulata Nees ex Wight
比較的平地の山で見つけました。サツマスゲのサツマは薩摩(鹿児島県)で良いのかな?。日本のスゲ (ネイチャーガイド)では大体関東より南となっているので、良いのかもしれない。
カヤツリグサの仲間とか結構マイナーだけど、個人的に一番しびれるのは規則性。このサツマスゲなんて、規則正しい間隔で葉(苞:ほう)と花穂(小穂:しょうすい、という)が並ぶ様は、ついつい「かっこいい〜!!」と思ってしまう。
この花穂、写真で目立っている部分は雌花(めばな)が集まっているもので、実はこの時、ほとんどタネが実っている。雄花(おばな)はどこかと言うとこの茎の先端、うすく茶色がかった細い穂がそれである。
さて、雌花の穂をよく見ると小さなツブツブがあつまっている。これがひとつの花であり、実であるが、これは果胞という袋に包まれている。これはカヤツリグサ科の中でもスゲ属だけの特徴である。
で、なんでこんな小難しいことを説明したかと言うと、このサツマスゲ、その果胞に短くて白い毛がミッシリと生えていて、日の光に当てながら観察するとそれはそれは美しいんです。ぜひぜひ、見てみてくださいな。
じゃあ、なぜ写真を載せないかって?いやぁ、コンデジしか持ってなくて、撮影できないんですよね。デジタル一眼、欲しいなぁ・・・
大ヨシノボリ展!
13 時間前
0 コメント:
コメントを投稿