(レンプクソウ科 ADOXACEAE)
和名の「キミノ」は「黄実の」という意味で果実の色を表しています。ニワトコが赤い実を付けるのに対し、キミノニワトコの果実は上の写真のように黄色く色づきます。ニワトコ属の植物では、果実の色の違いというのは時たま見られる変異の様です。キミノニワトコの場合も、ニワトコと比べても果実の色こそかなり違いますが、その他の部分はそれほど違いはないようで、分類的にもニワトコの品種として扱われています。ニワトコ自体は山野に普通で、大きな奇数羽状複葉をつける落葉低木です。
ニワトコの花や実にはたくさんの虫やクモが集り、お世辞にも綺麗という印象を持つことは少ない気がします。この写真も、虫や蜘蛛の巣をはらっていたら、実が落ちでみすぼらしい見た目になってしまいました。今年は綺麗な写真を撮りたいと思うけれども・・・
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