2011年9月27日火曜日
2011年9月23日金曜日
2011年9月21日水曜日
2011年9月14日水曜日
赤米
2011年9月13日火曜日
イヌホタルイ
イヌホタルイ
Schoenoplectus juncoides (Roxb.) Palla
水田脇にある草を物色。シュンシュンした植物を発見。
水田のような湿地に生えるカヤツリグサ科のイヌホタルイ。写真は悪いですが、竹ヒゴのような緑の茎がたくさん出ている。では、葉はどこか。葉は茎の根元につつのかたちになっていてほとんど目立たない。茎で光合成をしてる訳。
花は?これ。
イヌホタルイは、花粉を風に運んでもらう風媒花。そのため、花びらや“がく”は虫を引き寄せるような華やかさはなく、トゲのようになって外からは全く目立たない。
イヌホタルイの花は、魚のうろこのような「鱗片」の根元にひとつずつあり、それがたくさん集まって花穂をつくっている。
イヌホタルイに近い仲間でホタルイというのがあるが、それとの見分けはめしべを使う。上の写真のように先が二つに分かれためしべがあるとイヌホタルイ。先が三つに分かれている場合はホタルイ。
Schoenoplectus juncoides (Roxb.) Palla
水田脇にある草を物色。シュンシュンした植物を発見。
水田脇に生えるイヌホタルイ。緑色の部分は茎。 |
花は?これ。
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イヌホタルイの花。華美な花びらなどはない。 |
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イヌホタルイの花穂。三角で示したところはめしべで先は二つに分かれている。 |
イヌホタルイに近い仲間でホタルイというのがあるが、それとの見分けはめしべを使う。上の写真のように先が二つに分かれためしべがあるとイヌホタルイ。先が三つに分かれている場合はホタルイ。
2011年9月11日日曜日
ヤブムラサキ
2011年9月8日木曜日
ウマノスズクサ
ウマノスズクサ
Aristolochia debilis Siebold et Zucc.
道を歩いていて、人家の生け垣に這い上がるつる草を見つけた。葉は角が丸い、細長い三角形と言った感じ。歯の根元が少しくぼむので細長いハート形といってもいいかも。でなんだか変な形の花が咲いている。
花の根元の膨らんだ部分にハエなどの昆虫を誘い込み、花粉を付けて運ばせるそうだ。
このウマノスズクサは、アリストロキア酸という物質を生成する。この物質はいわば毒で、この毒で昆虫などに食べられないように守っている。でも、ジャコウアゲハというチョウの幼虫は、このウマノスズクサだけを食べる。「毒を食らわば皿まで」的にもりもり食べて、さらにはアリストロキア酸を体内に蓄積するそうだ。
その辺りの詳しい話は、生物たちの不思議な物語―化学生態学外論
に詳しく載っている。なかなか面白い。
Aristolochia debilis Siebold et Zucc.
道ばたに何やら変な形の花。ウマノスズクサ。 |
正面から見たウマノスズクサの花。 ぽかんと口を開けた感じ。色はシブい。 |
横から見たウマノスズクサの花。 |
このウマノスズクサは、アリストロキア酸という物質を生成する。この物質はいわば毒で、この毒で昆虫などに食べられないように守っている。でも、ジャコウアゲハというチョウの幼虫は、このウマノスズクサだけを食べる。「毒を食らわば皿まで」的にもりもり食べて、さらにはアリストロキア酸を体内に蓄積するそうだ。
その辺りの詳しい話は、生物たちの不思議な物語―化学生態学外論
2011年9月7日水曜日
マルヒメツヤドロムシ?
マルヒメツヤドロムシ
Zaitzeviaria ovata (Nomura)
かなあ?
以前から採ってみたいと思っていたドロムシの仲間。採ったときの様子はごく簡単に別ブログに上げた。大きさは1mmをわずかに出るくらい。色は黄色っぽいやつと、黒っぽいやつがいて、形的にはおなじかなぁ。標本にして名前を調べてみた。が、自信がない・・・
まずは、ネット上の情報から絵合わせ。山陰のヒメドロムシ図鑑を参照。マルヒメツヤドロムシっぽい。
次に、やはりネットの情報だが、「矢作川水系のヒメドロムシ.吉富ほか.矢作川研究 (3): 95-116 (1999)」という文献。ネット上から探してきたんだけど、どっからだったか覚えていない・・・。この文献、最後のほうに絵入りの検索表が載っている(わかりやすい!!)。それによるとやはりマルヒメツヤドロムシに落ちるのだが、説明に「胸は黒く普通、体は黄色、体も胸と同様に黒色になる個体もいる」とある。いや、上のやつ、全身黄色っぽいんですけど・・・
福岡県のヒメドロムシ.緒方・中島.ホシザキグリーン財団研究報告 第9号: 227 243頁,2006年3月では出てきているので、九州にいない訳ではないらしい。
こいつ、おもろいな。ちょっとあちこちさがしてみよう。
Zaitzeviaria ovata (Nomura)
かなあ?
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マルヒメツヤドロムシか?全身黄色っぽいぞ。 |
以前から採ってみたいと思っていたドロムシの仲間。採ったときの様子はごく簡単に別ブログに上げた。大きさは1mmをわずかに出るくらい。色は黄色っぽいやつと、黒っぽいやつがいて、形的にはおなじかなぁ。標本にして名前を調べてみた。が、自信がない・・・
まずは、ネット上の情報から絵合わせ。山陰のヒメドロムシ図鑑を参照。マルヒメツヤドロムシっぽい。
次に、やはりネットの情報だが、「矢作川水系のヒメドロムシ.吉富ほか.矢作川研究 (3): 95-116 (1999)」という文献。ネット上から探してきたんだけど、どっからだったか覚えていない・・・。この文献、最後のほうに絵入りの検索表が載っている(わかりやすい!!)。それによるとやはりマルヒメツヤドロムシに落ちるのだが、説明に「胸は黒く普通、体は黄色、体も胸と同様に黒色になる個体もいる」とある。いや、上のやつ、全身黄色っぽいんですけど・・・
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マルヒメツヤドロムシ?これは全身黒。脚は赤っぽいんだな。 |
最後に使ったのは、保育社の原色日本甲虫図鑑 (3) (保育社の原色図鑑 (70))
。たぶん3だった気がする。そしたら、「間室」なる意味不明の言葉が・・・調べてみると養老孟司先生が日経ビジネスのページで書いてくださってた(タケシくん虫日記)。やっぱりマルヒメツヤドロムシかなぁ・・ただ、分布が本州・四国になってる。
福岡県のヒメドロムシ.緒方・中島.ホシザキグリーン財団研究報告 第9号: 227 243頁,2006年3月では出てきているので、九州にいない訳ではないらしい。
こいつ、おもろいな。ちょっとあちこちさがしてみよう。