Aristolochia debilis Siebold et Zucc.
道ばたに何やら変な形の花。ウマノスズクサ。 |
正面から見たウマノスズクサの花。 ぽかんと口を開けた感じ。色はシブい。 |
横から見たウマノスズクサの花。 |
このウマノスズクサは、アリストロキア酸という物質を生成する。この物質はいわば毒で、この毒で昆虫などに食べられないように守っている。でも、ジャコウアゲハというチョウの幼虫は、このウマノスズクサだけを食べる。「毒を食らわば皿まで」的にもりもり食べて、さらにはアリストロキア酸を体内に蓄積するそうだ。
その辺りの詳しい話は、生物たちの不思議な物語―化学生態学外論に詳しく載っている。なかなか面白い。
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