2011年9月13日火曜日

イヌホタルイ

イヌホタルイ
Schoenoplectus juncoides (Roxb.) Palla


水田脇にある草を物色。シュンシュンした植物を発見。
水田脇に生えるイヌホタルイ。緑色の部分は茎。
水田のような湿地に生えるカヤツリグサ科のイヌホタルイ。写真は悪いですが、竹ヒゴのような緑の茎がたくさん出ている。では、葉はどこか。葉は茎の根元につつのかたちになっていてほとんど目立たない。茎で光合成をしてる訳。


花は?これ。
イヌホタルイの花。華美な花びらなどはない。
イヌホタルイは、花粉を風に運んでもらう風媒花。そのため、花びらや“がく”は虫を引き寄せるような華やかさはなく、トゲのようになって外からは全く目立たない。


イヌホタルイの花穂。三角で示したところはめしべで先は二つに分かれている。
イヌホタルイの花は、魚のうろこのような「鱗片」の根元にひとつずつあり、それがたくさん集まって花穂をつくっている。


イヌホタルイに近い仲間でホタルイというのがあるが、それとの見分けはめしべを使う。上の写真のように先が二つに分かれためしべがあるとイヌホタルイ。先が三つに分かれている場合はホタルイ。

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