2012年4月21日土曜日

フクロフノリ

フクロフノリ
Gloiopeltis furcata
(フノリ科 ENDOCLADIACEAE)


岩につくフクロフノリ。
岩場の海岸にふつうにある海藻の仲間。日本各地に分布しているそうだ。細い体は先が二つ、二つと分かれていく。この海藻をちぎってみると、中は「から」、細い袋(ふくろ)のような感じ。だからフクロフノリ、というのかしらん。


食用にできるらしいので、ちょっとつまんで食べてみたコリッコリッ、という感じ。だけど、取り立てて味はないかなぁ。


図鑑を見ると、「標本にすると、紙にあまり付着しない」とある。海藻の標本は、水に漂わせた海藻を厚紙ですくうというか漉きとるようにして広げてつくる。この時、海藻の成分が糊のような役目をして厚紙に貼付くことがおおい。その貼付き具合も、種類を見分けるヒントにするというのは面白い。

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