2012年4月22日日曜日

ツチグリ

ツチグリ
Astraeus hygrometricus Morgan
(ツチグリ科 ASTRAEACEAE)


ツチグリ。ちょっと古いのかな?
美里町の3333段の石段を上っていたら、石段の脇に変な物が。いってみればタコ?まんまる頭に、タコの足のように先が分かれたマントのようなものがついている。


これはキノコの仲間で、ツチグリという。


まんまる頭には胞子がつまっていて、てっぺんに開いたひとつの穴から胞子を飛ばす。


マントは「殻皮(かくひ)」とよばれる。三層になっていて、一番外側は皮のように固い。まん中は膠(にかわ)質で水があると膨らみ、乾くとちぢむ。空気の湿り具合や雨などで、マントはまんまる頭をおおった状態から、写真のように広がるのだろう。一番内側は白というか銀色で、亀の甲ら模様のようなキレツが入る。そして、時間が経つとはがれてくる。写真のマントはほとんど黒いので、古くなってほとんどはがれてしまったのだろうな。


さて、このキノコの発生時期は、図鑑等では「7〜10月」、「夏から秋」などと書かれているけれど、これ3月の写真です。早起きさんなのかな?

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