2012年4月21日土曜日

ヒョウモンダコ

ヒョウモンダコ
Hapalochlaena fasciata
(マダコ科 Octopodidae)


岩かげに隠れようとするヒョウモンダコ




先日、海に行ったら小さなかわいいタコがいた。
手のひらに乗るほど小さく、青い模様が鮮やか。ちょっと脅したりすると青い色が、ザワザワと変化する。思わず手に取りたくなる。

だがしかし、これはたぶん警戒色。「俺に触るな!」といっている。だって毒を持ってるのだから。

その毒はテトロドトキシン。ふぐの毒と同じ。ヒョウモンダコにかまれると、このテトロドトキシンを注入され、最悪、死に至る。だから絶対に触ってはいけない。

ただ、このヒョウモンダコは熱帯から亜熱帯という暖かい南の方の生き物。それが2009年あたりから九州の北部でも見つかるようになった。九州の人には見慣れない、そして小さくきれいなタコなので、つい手を伸ばしてしまうかもしれない。よく覚えて触らないように。

今回だけは注意を促す意味で場所を公開。熊本県上天草市大矢野町の野釜島の海岸。2012年4月8日。野釜島はキャンプ場もあるので、遊ぶ人はお気をつけて。


時をほぼ同じくして、ヒョウモンダコのニュースが入ってきた。
同じ上天草市の有明町で捕れたみたいです。
熊本日日新聞「猛毒ヒョウモンダコ、触るな! 県が注意喚起2012年04月11日
http://kumanichi.com/news/local/main/20120411006.shtml

0 コメント:

コメントを投稿