2019年5月3日金曜日

セイヨウタンポポの果実 iPhone&マクロレンズ

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale Weber ex F.H.Wigg.
キク科 ASTERACEAE

 いわゆる外来性の黄色いタンポポの綿毛を採ってきた。詳しくは分からないので、とりあえず「セイヨウタンポポ」として紹介。
 フワフワと飛ぶ綿毛のパラシュートがタンポポの果実で、パラシュート部は「冠毛」と呼ばれる。果実の本体部分は、パラシュートの一番下、おもりの部分。一般に「タネ」とか呼ばれるが、組織的には「果実」になる。

 それをiPhone&マクロレンズで撮影。
 まん中に写ってないのは置いといて、ちいさいなあ。この辺りが限界か。でも表面がちょっとイライラしている気がする。

 そこで、iPhoneの画面上で拡大して撮影。
 おお、棘があるのか。なんのため?地面に引っかかるアンカー(碇)?

 ところで、撮影の際に、iPhone上で拡大(ズーム)して撮影するのは控えていた。なぜならば、iPhone上での拡大は、レンズによる拡大ではないので、撮影後にパソコン上で大きく表示するのとほとんど変わらず、解像度を落としてしまうというデメリットばかりと考えていたから。
 しかし、いくつか拡大して撮影してみて、そうでもないのかな?と思った。それは光。あまりに小さいものを写す時、画面は対象以外のものが多くなり、カメラはそちらの光量に引きずられた設定で撮影してしまう。その結果、撮りたい小さな対象物については光量が不適切になってしまう。たとえば、最近は黒いフェルトを下に敷いて撮影することが多いが、そうすると黒い画面に合わせて露出が大きくなり、撮影したい淡い色の小さな果実等は、真っ白にかがやいたように写ってしまうことがある。
 ところが、ズームして撮影すると、対象物が画面を大きく占めるので、対象物の色調に合わせた露出が設定され、適切に近くなることが多いようだ。スマホのカメラはほぼ全自動(悪く言えば細かな設定がほとんどできない)ので、このようにズームを使って画面の構成を操作することは、うまくスマホカメラをコントロールし、撮りたいものをうまく撮影する工夫となるようだ。(こういった話は、カメラの得意な人ならばもっと適切に説明できるんだろうなぁ)




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