2011年10月16日日曜日

マツムシソウ

<2011南阿蘇外輪山で見た植物_3>
マツムシソウ Scabiosa japonica Miq.
(マツムシソウ科 DIPSACACEAE)
マツムシソウの花。たくさんの花が集まっている。
 秋の阿蘇に咲くマツムシソウ。この日はタイミングが良かったらしく、お花畑になっていた。薄紫色の小さな花がたくさん集まってひとつの花のようになっている。花の集まりの外側にある花は写真のように花びらが長くのびている。これで花がより大きく、目立つようになる。花粉を運んでくれる虫を呼んでいるのかな?


 マツムシソウは何度も冬を越して成長し、最後に一回だけ花を咲かせ、種子を作ったら枯れてしまう「一回繁殖型(いっかいはんしょくがた)」という一生をすごす。だから、花が咲いているマツムシソウを持って帰っても枯れてしまうし、花を摘むだけでもマツムシソウにとっては生涯最後の一大イベントをつぶされることになる。山で見かけたら、大事に、やさしく見守ってあげてね。

0 コメント:

コメントを投稿