2011年10月21日金曜日

センブリ

<2011南阿蘇外輪山で見た植物_4>
センブリ Swertia japonica (Schult.) Makino
(リンドウ科 GENTIANACEAE)
センブリの花
 足もとに小さく咲くセンブリの花。高さもせいぜい10cm程度。とても苦い植物で、「千回振り出してもまだ苦い」ので「千振り(センブリ)」の名がついたらしい。「振り出す」の意味が分かんないけど。この苦みが胃にきく、ということで薬としてもつかわれる。


 阿蘇ではこのセンブリを摘むのが季節の行事だったそうで、季節のものの収穫であると同時に、貴重な現金収入になったらしい。阿蘇の人々の生活や文化と関わってきた植物なんだなぁ。


 日当りよく乾いた環境に生え、阿蘇に特有という訳ではないけれど、阿蘇の特徴である草原を好む植物。

0 コメント:

コメントを投稿