2011年10月18日火曜日

ハバヤマボクチ

<2011南阿蘇外輪山で見た植物_4>
ハバヤマボクチ Synurus excelsus (Makino) Kitam.
(キク科 ASTERACEAE)
ハバヤマボクチの花。
 阿蘇では草原や外輪山の尾根あたりなど、明るいところにはえる背の高いキク科の植物。写真のハバヤマボクチは私と同じくらいの背丈だったので、高さ160〜170cmといったところか。

 花も大きく直径5cmくらいはあり、周りはごく細い毛でおおわれている。色はそれほど派手ではないが、茶色のような紫色のような風合いで、花の大きさと背の高さが相まってかなりのインパクトがある。

 「ハバヤマボクチ」とは聞いただけではよく意味の分からない名前だが、「ハバヤマ」は「葉場山(はばやま)」で阿蘇の草原のように草を利用する目的の山のこと、「ボクチ」は火打石や火起こし道具でできた火を最初に移し火種にするための「火口(ホクチ)」がなまったもの、と一般にいわれている。花のまわりの毛をあつめて火口につかったのだろうか。

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