2019年4月30日火曜日

ナワシロイチゴの花 iPhone&マクロ

ナワシロイチゴ Rubus parvifolius L.
バラ科  ROSACEAE

 溜池の土手の日当りの良いところに野いちごの花が咲いていた。色こそピンクで綺麗だけれども、何とも小さくて控えめな花だ。まずはiPhoneのみで。
 小さい花とはいえ、それなりに大きいので、結構大きく写った。また、厚みがあるので全体にピントが合うのは難しい。けど、この花、なんか形が変じゃない?マクロレンズで大きく写してみよう。
 手前にピントがあったら、周囲の花びらはボケるが仕方ない。まん中に雌しべ、周囲に5つ出ているのが雄しべのようで特に変わった並びなどはないけど、この花びらどうなってるんだ?どこから出てる?
 横から撮ってみよう。
 あれ!?この花びら開いていないんだ!!立ったまま。雄しべも雌しべも外に出てるし、雄しべの先の花粉のふくろ(葯:やく)も開いて花粉が出ているから、「開花」の状態なんだろうけど、花びらは開いていない。
 なんて、控えめな花なんだろう・・・









2019年4月29日月曜日

ナガミヒナゲシの花茎 iPhone+マクロ

ナガミヒナゲシ Papaver dubium L.


ケシ科 PAPAVERACEAE

 先日見たナガミヒナゲシの花。その花を支える茎の表面を見てみた。


 何気なく覗いてみたのだが、ああ、毛が生えているのだな。あれ?この毛は上向きに生えているのか、下向きに生えているのか記録するの忘れてた。どっちだったのだろう。あした再確認だな。表面に小さな白い点々もある。

2019年4月28日日曜日

ナガミヒナゲシ iphone+マクロ

ナガミヒナゲシ Papaver dubium L.
ケシ科 PAPAVERACEAE

 道端にナガミヒナゲシが咲く季節。
 今はあちこちで見かける植物だが、地中海沿岸の地域を原産とする外来生物の一つ。繁殖力旺盛で、日本全土に帰化しているようだけど、今のところ、外来生物法での特定外来生物には指定されていない様子。

 詳しい情報は、以下のリンクへ

 その花を、iPhone+マクロレンズでのぞいてみた。



 小学校等の理科の教科書に載っている雌しべの説明では、根本は膨らんだ「子房」で、そこから上に細長く伸びた先端を「柱頭」とした図が出ている。
 が、ナガミヒナゲシでは細長く伸びた部分が見当たらない。大きく長い楕円形に膨らんだ子房の上面に柱頭らしきものがぺたっと位置している。
 その上、その柱頭は、八方向へ広がる「米」の字型。うーん変わってるな。そして綺麗だ・・・

 柱頭の端に近い部分はずいぶん黄色い。まわりの雄しべから付いたものだろうか?自家受粉?




ムラサキカタバミをiPhone+マクロで撮ってみた

ムラサキカタバミOxalis debilis Kunth subsp. corymbosa (DC.) Lourteig
(カタバミ科 OXALIDACEAE)

 先日、「手軽に拡大して見たい」とブログをアップして以降、ちょくちょくiPhone+100均ショップマクロレンズで撮っていた。結構驚いて声を上げてしまう。一人で撮影しているときは良いが、まわりに人がいるときは注意。

 庭に生えているムラサキカタバミを撮ってみた。まずはiPhoneオンリーで。
 画像は、撮れたものをブログ表示用に幅500ピクセル、解像度72dpiにした。iPhoneの画面の大きさに対してこれくらいの大きさに撮れる、という目安に。解像度の低さは、webにアップするものなので、妙に高くてもしょうがないから。
 まあ、これでも充分きれいで大きく写っている。古いとは言えさすがiPhone。(新しいのはもっとすごいんだろうな。そろそろ買い替え時なんだが)

 では、100均でかったマクロレンズを装着。今回は、株式会社ワッツの製品を使用。
 最近はこの商品を使うことが多い。なぜかというと、他製品より若干倍率が高い。これで、同じムラサキカタバミの花を撮影するとこんなのが撮れた。


 おお!かなり寄れるなぁ。花弁の色は均一ではなく紫色の筋があるのか。拡大できてるかわりにというか当たり前だが、被写界深度は浅いな。花の中心でボケてるところとピントが合っているところのがある。あれ?まん中のボケてるのは雄しべ?外側の緑のが雌しべ?普通、位置は逆じゃない?
 iPhone自体ではもうこれ以上大きく撮れないので、パソコン上で画像を拡大して見てみた。iPhone上でも、画像を表示して二本指で拡大表示させるとこんな感じで見れる。
 ああ、普通に中心に雌しべ、外側に雄しべになっているけど、雌しべの先端(柱頭)は外側に開き、雄しべはそのまま真っすぐ上に伸びてるので、結果的に先の方で、雌しべと雄しべの位置が逆転しているようだ。なんか意味があるのだろうか。

 次は何を見てみよう。


2019年4月19日金曜日

キミノニワトコ

キミノニワトコ Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) H.Hara f. nakaiana Murata
(レンプクソウ科 ADOXACEAE)


 和名の「キミノ」は「黄実の」という意味で果実の色を表しています。ニワトコが赤い実を付けるのに対し、キミノニワトコの果実は上の写真のように黄色く色づきます。ニワトコ属の植物では、果実の色の違いというのは時たま見られる変異の様です。キミノニワトコの場合も、ニワトコと比べても果実の色こそかなり違いますが、その他の部分はそれほど違いはないようで、分類的にもニワトコの品種として扱われています。ニワトコ自体は山野に普通で、大きな奇数羽状複葉をつける落葉低木です。

 ニワトコの花や実にはたくさんの虫やクモが集り、お世辞にも綺麗という印象を持つことは少ない気がします。この写真も、虫や蜘蛛の巣をはらっていたら、実が落ちでみすぼらしい見た目になってしまいました。今年は綺麗な写真を撮りたいと思うけれども・・・

2019年4月15日月曜日

手軽に拡大して見たい

 思うところがあって、手軽にマクロ撮影的なものができないかと。で、このところは手持ちのiPhoneと100円ショップで購入したマクロレンズでちまちま撮影してる。
 今回は用いたツール。

 まずはマクロレンズ。100円ショップをのぞいてみた。普段あまりのぞかないので、面白かった。


株式会社ワッツ

 行きやすいところにあったので。探してみたところ2種類おいてあった。
広角レンズのマクロレンズのセット。中には収納用の巾着小袋も入っている。

 もう一種類はこちら。
こちらはマクロのみ。ケースも無し。しかし、シンプルで良い気がする。

ダイソー(株式会社大創産業)
 こちらで見つけたのはこれ
この中身は、ワッツで購入した「スマホで広角&マクロレンズ」とほぼおなじ。製造元とかおなじなんじゃ?パッケージあまり見てないけど。ただ、ワッツにはないカラーバリエーションがあることと、収納用のキンチャク小袋がないのが違い。
 あといってないのはセリア(Seria)だな。

 いずれのマクロレンズも、基本構造はほぼおなじ。洗濯バサミにレンズが付いたような形。

 レンズがちょうどスマホのカメラレンズ部位に重なるように、洗濯バサミでスマホ本体を挿んで固定する。

 この状態で被写体に近づきピントを合わせて撮影する。
 結構驚くような写真が撮れます。次回以降は、これで撮れた写真をぼちぼち上げていこうと思っているけれど・・・

2019年1月23日水曜日

写真、いろいろ3

動物篇

ガガンボの仲間。平均棍!

ホタルの仲間?


ここから3つは、シュロの葉の裏に付いていた小さな陸貝。大きさは2〜3mmくらい。
ツクシマイマイの子供?

カサキビかな

何だろ?

駐車場脇のツツジの植え込みにて
ヤマシロオニグモ

終わり

写真、いろいろ2

オンツツジ

オンツツジ


シロスミレ


シロスミレ



写真、いろいろ1




 ブログにあげようと思ったが、忙しさにかまけてたり、イマイチ気が乗らなかったりで何となく後回しになり、そのうちなんでアップしようと思ったのか分からなくなった画像を適当にアップ。

ハルリンドウ



コバノガマズミ

コナラ開花中

コナラ雌花


コナラ雄花


ムベ

2018年8月21日火曜日

モウセンゴケの動き

モウセンゴケ Drosera rotundifolia L.
(モウセンゴケ科 DROSERACEAE)

食虫植物の観察会のために読んだ本の一つに、モウセンゴケが獲物を捕らえる実験が載っているものがあった。


本の内容に付いては、こっちのブログに簡単に書いたので、そちらもどうぞ。
最近読んだ本「ハエトリくんとふしぎな食虫植物のせかい」

で、実際に、観察会とその下準備でやってみた。やり方はぜひ、本を見て確認して。

1.餌をおいた。

2.約1時間後

おお、巻き込み始めている!!

参考にした本(ハエトリくんとふしぎな食虫植物のせかい)では、葉の長いモウセンゴケ(園芸店等で売られているもの)を使って、約3時間観察していたようだ。こちらのモウセンゴケでは約1時間でやや巻き込みが見られたが、やはり3時間は見ておきたいというのが正直なところだった。



2018年8月8日水曜日

オトシブミ科の誰か。親は誰?

オトシブミ科の甲虫 ATTELABIDAE sp.

 春、野山を歩いていたら、遊歩道沿いのビロードイチゴに違和感。葉に何か付いてる。


近寄ってみて見ると・・・あ、オトシブミ(落とし文)だ。虫が葉を巻いて中に卵を仕込んだものだが、それを文(ふみ:手紙)にあてるとは洒落たネーミングセンスだ!!


ただねぇ、種類が分からなかった。う〜ん親は誰だ。

ボロボロノキの花

ボロボロノキ Schoepfia jasminodora Siebold et Zucc.
(ボロボロノキ科 SCHOEPFIACEAE)

 春の観察会で、ボロボロノキの花を見つけた。
 しっかし、なんて名前だろうね。知り合いが教えてくれたこの木の覚え方に、「枝がポキポキと折れやすい木、ポキポキ→ボキボキ→ボロボロ」というのがあった。確かに、この木の枝は折れやすい。この木には悪いが、ポキポキと折れる感触は、実は心地よくもある(木からしたら本当に迷惑だが)。

 このボロボロノキの花が咲いていた。名前に反して、乳白色の可憐な釣り鐘型の花が連なって垂れ下がっていた。


 よく見ると、花冠の先は緑色を帯びており、クルッと反り返っている。その様もかわいらしい。

 この日は春の穏やかな気候で小さな花がたくさん見られたので、ルーペで花の構造を見てみる、というのを繰り返しやった。たくさんの種類の花が見られたので、いろいろな花の作りが見れて、みんな楽しそうだった。

 ボロボロノキの花を正面からのぞいて見ると、雄しべは、花のそこから出ているのではなく、花冠のかなり上の部分に付いているような感じであることが分かる。その上、毛もある。何だこれ?とみんなおもしろがってルーペをのぞいていた。
 ボロボロノキといえばベニツチカメムシ、あの山中で集団を作る赤と黒の派手な 色をしたカメムシと関係があるそうだ。ベニツチカメムシは育児をするらしい。巣を作り、卵を産み、幼虫が孵ったらボロボロノキの実を餌として運んで与えるそうだ。つまり、今のところ分かっている範囲では、ベニツチカメムシはボロボロノキただ1種を食草とするらしい。
 ところが、ボロボロノキの日本での分布域は九州から沖縄、ベニツチカメムシの分布域は資料によっては本州から沖縄となっている。え?本州や四国のベニツチカメムシの幼虫は何食べてるの!?

2018年5月29日火曜日

ちょっとかわった形のシダ

コヒロハハナヤスリ Ophioglossum petiolatum Hook.
(ハナヤスリ科 OPHIOGLOSSACEAE)

 毎年、庭に数本だけ生えてくるシダを楽しみにしている。

 おそらくコヒロハハナヤスリだと思う。
 多くの人が抱く「シダ」のイメージからは、ちょっと離れた形をしている。葉は切れ込みがなくやや長いたまご型、胞子嚢はふつうの葉の裏につくのではなく、胞子を作るためだけの葉がまん中にひょろっと伸びる。

 それほど希少というわけではないが、自治体によってはレッドデータに選定されている。できれば増やしたいと思うが、庭をどのような状態にすれば良いのやら・・・






2018年5月28日月曜日

手のひら型のシダ:ナチシダ

ナチシダ Pteris wallichiana J.Agardh
(イノモトソウ科 PTERIDACEAE)

 前回のヤツデに続き、手のひら型の葉をもつ植物、ナチシダ。手のひら型といっても、ヤツデより繊細な分かれ方をしている。
 まず、大きく5つに別れ、別れたそれぞれにはさらに細かく切れ込みが入り、レース編みの様になっている。とてもカッコいいシダだ。

 単純にカッコいい。

 ナチシダは、こちら(九州)では、あるところにはあるので普通に思っていたが、実は温かい地方のシダらしい。北限は静岡県で、その自生地は天然記念物に指定されている。

 ナチシダ自生北限地|文化遺産オンライン

 ただ、この場所のナチシダは保護政策が行われているにもかかわらず、減少しているらしい(2016年の記事、下記リンク)。自然保護って難しいんだなぁと、素直に感じてしまう記事だ。

 ジュンサイは増えすぎ!ナチシダは激減?天然記念物保護の皮肉な結果。|森本毅郎 スタンバイ!TBSラジオ(2016.7.19 火曜日11:30)

 じゃあ、増えれば良いのかというと、そうでもなく。実は、ナチシダは日本に野生する在来の草食大形哺乳類ニホンジカがあまり好まない植物といわれている。つまり、ナチシダが増えてきた、目立ってきたという環境は、ニホンジカが増えているのかもしれない。近年、ニホンジカが増えて問題になってきている。

 シカが日本の自然を食べつくす !?|環境省(pdfが開きます。)
 野生鳥獣による森林被害|林野庁

 格好よくてとても好きな植物の一つだけど、増えてきたら要注意なんだな・・・