2009年11月1日日曜日

トチノキ


Aesculus turbinata Blume

トチノキ科の樹木
水が好きなのか、沢筋に多いようです。
日本では北の方に多いようで、本州では灰汁抜きをして餅や粉にして食べているようです。鳥取県の名物ですよね(鳥取県観光情報のページ)。JR鳥取駅でも売られていました。柔らかくおいしい餅でしたが、伝統の手作りのものはちょっとぴりっとした刺激があるそうで、食べてみたいものです。



冬に葉が落ちる落葉照葉樹で、手のひらを大きく広げたような葉が特徴的です。30mほどの巨大な木になるそうですが、私がみたのは15mほど。それでも結構大きいですよね。

秋には握りこぶしよりちょっと小さいかなという程度のまるっこい果実が、ドスンッ、ドスンッと落ちてきます。茶色の分厚い皮は三つに分かれ、その中にはクリの実を大きくまるっこくしたような種が入っています。茶色でつややかでずっしりと重く、思わず集めたくなります。

熊本県の阿蘇のほか宮崎県の五ヶ瀬でも見つけましたが、「自生かな?」と疑う声もあるようです。阿蘇ではトチノキの実を食べる習慣はほとんどないようで、子どもが穴をほがして中身をくり出して笛にしてあそんだそうです。

さて、トチの実は食えると聞き、大きな実が耳元をかすめて落ちる中、一生懸命拾ってきたのですが、なんだか調べてみると灰汁抜きにとても技術がいるようです。う〜ん、どうしよう。今うちの軒下でからからに干されています・・・

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