2012年3月23日金曜日

ハマナツメ

ハマナツメ
Paliurus ramosissimus (Lour.) Poir.
(クロウメモドキ科 RHAMNACEAE)
ハマナツメの葉。たまご型〜ハート形、三つの脈、葉の付け根のトゲ、が特徴。


暖かい地方の海岸に生える植物で、本州、四国、九州、沖縄等に分布する。ドライフルーツのナツメ(干し棗)と同じクロウメモドキ科だけど、食べられるような実はならない。


この植物は意外と少なく、熊本県では絶滅危惧II類に指定されている。
<参考>
改訂・熊本県の保護上重要な野生動植物-レッドデータブックくまもと2009-
http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/44/rdb2009.html
上のページはpdfが掲載されているだけで、検索がほぼ不可能なので、以下もどうぞ。
植物(維管束)その7 [PDFファイル/501KB] 
http://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/26053.pdf


というのも、この植物は、生える場所は海岸、種も海の水に運ばれる。なので、護岸や堤防どんどんつくられ、自然の海岸がつぎつぎに失われている現在は、生えるところ減り、種が行き着く新天地もなかなか見つからない状態なのである。


海岸の自然も大切にしたいですね。

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