2012年3月29日木曜日

カゴメノリ

カゴメノリ
Hydroclathrus clathratus (C.Agardh) Howe
(カヤモノリ科 Scytosiphonaceae)

海岸にころがるカゴメノリ

海岸にアミアミしたモノが・・・人工物かとおもいきや、手に取ると・・・生き物だねぇ。海藻の仲間でいっぱい穴が開いているので、籠(カゴ)のようになっている。だから「籠目(かごめ)ノリ」

この場所では直径20cmくらいのものもあったけど、これは小さいやつ。

で、せっかくなので標本にしてみた。広げようとするとけっこうピリピリとやぶける。
カゴメノリの標本。いろんなサイズの穴がある。
籠目というと、規則正しく穴が並んだイメージだけど、これは大小さまざまな穴が開いてる。大きい穴はふちがめくれて太い縁取りのようになっている。

取り立てて食用にはされないようだ。

潮間帯下部に生育するらしいので、干潮時をねらって潮が引いている間際のあたりを探すと見つかるのだろう。

だんだんあたたかくなって、海藻の時期も終わりになるな。今のうちに海に行くか。

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