クロコノマチョウ Melanitis phedima oitensis (Matsumura, 1919)
(タテハチョウ科 NYMPHALIDAE)
昨年の秋ぐらいか、腰掛けて庭をボーッと見ていたら、目の前に蝶がとまっているのに気づいた。飛んできて止まるのを見た覚えはないので、ずっとじぃっとしていたのかもしれまい。
図鑑の絵合わせでいくと、クロコマチョウかなぁと。
しかし、本当に動かない。手元にスマホしかなくそれで取ったのだが、ズームなしで画面一杯の大きさになるまで近づいても動かなかった。調子が悪いのか、こちらに気づいてないのか、気づかれてないと信じているのか、はたまた堂々としてるのか、何とも気丈な蝶だった。
羽の色は茶色。やはり枯れ葉や地面に擬態しているのだろうか。擬態のために「動いたら負け」ということだったのかもしれない。
幼虫は、ジュズダマやススキ等のイネ科植物だそうだ。身近な種類なので、クロコノマチョウも身近な存在なのかもしれない。擬態で気づけないかも知れないが。
2016年6月14日火曜日
2016年6月7日火曜日
オジロアシナガゾウムシ
オジロアシナガゾウムシ Mesalcidodes trifidus
(ゾウムシ科 CURCULIONIDAE)
先日、職場の玄関でひっくり返っていてもがいていた。口吻の形でゾウムシと分かる。体長は10mm程度で、ゾウムシとしては大きい方。つまんでみるとかなり硬い。
同僚の指に這わせてiphoneで写真を撮ってみた。まあ、ばっちりとは言わないがよく撮れた。体の表面に複雑な網目のような凹凸があったり、脚にトゲがある様子もよくわかる。
幼虫は植物のクズ(マメ科)を食草としているらしく、この時期クズの葉等でよく見かけられるらしい。この個体は、クズを探して移動中にうっかり落ちてしまったのか?
クズの葉でよく見られるという割に、黒と白の目立つカラーリング。きっと、アレだよねと思ったら、やはり鳥の糞に擬態しているのだろうとのこと。配偶者探しや産卵などの繁殖活動中に見つからないようにするための工夫だろう。前羽の先端、つまり羽を閉じてる時にお尻にくる部分が白いことが「オジロ」の名の由来とされている。
(ゾウムシ科 CURCULIONIDAE)
先日、職場の玄関でひっくり返っていてもがいていた。口吻の形でゾウムシと分かる。体長は10mm程度で、ゾウムシとしては大きい方。つまんでみるとかなり硬い。
同僚の指に這わせてiphoneで写真を撮ってみた。まあ、ばっちりとは言わないがよく撮れた。体の表面に複雑な網目のような凹凸があったり、脚にトゲがある様子もよくわかる。
幼虫は植物のクズ(マメ科)を食草としているらしく、この時期クズの葉等でよく見かけられるらしい。この個体は、クズを探して移動中にうっかり落ちてしまったのか?
クズの葉でよく見られるという割に、黒と白の目立つカラーリング。きっと、アレだよねと思ったら、やはり鳥の糞に擬態しているのだろうとのこと。配偶者探しや産卵などの繁殖活動中に見つからないようにするための工夫だろう。前羽の先端、つまり羽を閉じてる時にお尻にくる部分が白いことが「オジロ」の名の由来とされている。
2016年6月3日金曜日
シロダモの若葉
シロダモ Neolitsea sericea (Blume) Koidz.
(クスノキ科 LAURACEAE)
とうに若葉の季節など過ぎてしまったが、ブログ用に用意しておいた画像がデスクトップにポツンと残されていたので上げてみる。
常緑樹の代表格とも言えるクスノキ科の樹木たち。例えば、クスノキ、ヤブニッケイ、イヌガシ、そしてシロダモ。いずれも冬のあいだも緑の葉をつけているけれど、一度つけた葉をずーっとつけっぱなしでいるわけではない。春になると若葉が出て、交代で古い葉は落ちてしまう。
春に見られる常緑樹の若葉の中でもとりわけ特徴的なのがシロダモ。シロダモの名は「葉の裏が白いタブノキ」の意味だという説があるが、若葉はそれとはかけ離れた姿をしている。
何より金色。表面に黄褐色で光沢のある毛がびっしりと生えていて、日が当たると金色に光るし、触ってみると柔らかい布の様。はが段々成長していくと葉の地肌の色が見えてくる。この葉の色が実はかなり赤っぽい。まさに葉の赤ちゃんだ。
シロダモは温かい地方の植物と考えられ、照葉樹林内では結構普通に生えている。しかし、それほど大木にはならず、優占種となるほどの群落をつくるものではないようだ。
ときどきぽつんと生えている印象。
この木のもう一つの見所は秋、10〜11月ごろ。シロダモの実は、花が咲いた後一年かけて成長し成熟する。なので、開花と結実が同時に見られる。
花は黄色 、赤い丸が実。シロダモは雌雄異株(オスの木とメスの木が別)。この時期は、花が咲き誇った姿も、実がたくさん成った姿も美しい。
今期は地震で春があっというまに過ぎてしまったが、これからの季節を楽しもう。
(クスノキ科 LAURACEAE)
とうに若葉の季節など過ぎてしまったが、ブログ用に用意しておいた画像がデスクトップにポツンと残されていたので上げてみる。
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| シロダモの若葉。色は赤く、黄色い毛がある。 |
春に見られる常緑樹の若葉の中でもとりわけ特徴的なのがシロダモ。シロダモの名は「葉の裏が白いタブノキ」の意味だという説があるが、若葉はそれとはかけ離れた姿をしている。
何より金色。表面に黄褐色で光沢のある毛がびっしりと生えていて、日が当たると金色に光るし、触ってみると柔らかい布の様。はが段々成長していくと葉の地肌の色が見えてくる。この葉の色が実はかなり赤っぽい。まさに葉の赤ちゃんだ。
シロダモは温かい地方の植物と考えられ、照葉樹林内では結構普通に生えている。しかし、それほど大木にはならず、優占種となるほどの群落をつくるものではないようだ。
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| シロダモの木。 |
この木のもう一つの見所は秋、10〜11月ごろ。シロダモの実は、花が咲いた後一年かけて成長し成熟する。なので、開花と結実が同時に見られる。
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| シロダモの花(黄色)と果実(赤) |
今期は地震で春があっというまに過ぎてしまったが、これからの季節を楽しもう。
2016年3月6日日曜日
マダラゴキブリ
マダラゴキブリ Rhabdoblatta guttigera
(マダラゴキブリ科 EPILAMPRIDAE)
12月の自然観察会に参加した。場所は市街地も近い低山で、テーマは雑木林の観察会。
(マダラゴキブリ科 EPILAMPRIDAE)
12月の自然観察会に参加した。場所は市街地も近い低山で、テーマは雑木林の観察会。
その最中で、足元をカサコソと動く生き物に気づく。よく見てみると・・・ゴキブリ。
ゴキブリというと、家屋内の害虫というイメージが強い。しかし、害虫とされる種類はゴキブリの仲間の中のごくごく一部で、野外にはもっとたくさんの種類のゴキブリが生息している。ここでは、家屋内の害虫とされるゴキブリを「家ゴキ」、野外のゴキブリを「野ゴキ」と呼ぶことにしよう。
今回見かけた野ゴキは体長3cmほどあって、日本のゴキブリとしては大型の方。よく見る茶色い家ゴキ(チャバネゴキブリ)よりもやや色が薄い。前胸の背側に白い模様があるところが大型の家ゴキ、ワモンゴキブリに似ているが、その白い模様の形が違う。
なかなか種類がわからずtwitterで画像を流したところ、幸いにも教えていただけた。ありがとうございます。
この野ゴキ、マダラゴキブリというらしい。普段使っている「昆虫の図鑑 採取と標本の作り方(南方新社)」(現在は増補改訂版が出ている「増補改訂版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方(南方新社)」)にも載っていたのだが、気付けなかった。図鑑の写真は茶色が濃く、白斑が薄かった。この種類は、色の濃さに変異が多いのだろうか?
この野ゴキ、マダラゴキブリというらしい。普段使っている「昆虫の図鑑 採取と標本の作り方(南方新社)」(現在は増補改訂版が出ている「増補改訂版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方(南方新社)」)にも載っていたのだが、気付けなかった。図鑑の写真は茶色が濃く、白斑が薄かった。この種類は、色の濃さに変異が多いのだろうか?
マダラゴキブリは湿り気の多い照葉樹林を好むそうだ。が、湿り気といっても、水が淀んだジメジメの環境ではなく、谷川・渓流沿いなどらしい。清冽な野ゴキということだろう。
今回見た場所は市街地に近い低山で、竹林を切り開き、桜を植えた所。敷地の中心が谷状になっていて、細い小川ができている。渓谷というような環境ではないが、マダラゴキブリの好む環境なのだろう。
分布域は、九州南部 ・種子島 ・屋久島 ・トカラ列島・奄美大島・沖縄、最北端は長崎県ということで、温かい南の国が好きな昆虫のようだ。
2015年4月29日水曜日
ナギ
ナギ Nageia nagi (Thunb.) Kuntze
(マキ科 PODOCARPACEAE)
子どもの頃住んでいた家の玄関に向かう路地には、ナギの木が何本も植えてあった。小さい頃から葉をむしったり、樹皮をはいだり、実をいくつも集めたり。
写真のナギは神社の境内に育っていた。幹の太さは大人二抱えほどか。立派な大木だ。幹の色は濃い赤茶色といった感じで、やや紫ががかっている印象もある。樹皮はバリッと剥げるため、幹がまだら模様っぽくなる時もある。
ナギの葉は、紡錘型とでもいおうか、両端が尖った楕円形をしている。緑色が濃く、光沢が強い。ちぎると独特の臭いがする。
(マキ科 PODOCARPACEAE)
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| 神社で育つナギの木 |
写真のナギは神社の境内に育っていた。幹の太さは大人二抱えほどか。立派な大木だ。幹の色は濃い赤茶色といった感じで、やや紫ががかっている印象もある。樹皮はバリッと剥げるため、幹がまだら模様っぽくなる時もある。
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| ナギの葉 |
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| ナギの葉のスケッチ |
多くの樹木の葉と異なり、葉の脈は網目を作らず、平行に走っているように見える。これはこれで、意外に珍しいのではなかろうか。
高校生のとき、修学旅行先で引率の先生が「珍しい木の種を拾った。欲しい人は取りにおいで」といわれ、もらいにいったらナギの実でとてもがっかりした思い出がある。だって、細いとはいえ家の前に10本以上も生えていて、毎日見ている木だもの。その先生には申し訳ないが、珍しいといわれてもねぇ。ただ、修学旅行は、奈良・京都・神戸だったので、もしかしらた由緒ある神社かお寺のご神木が落とした実だったかもしれない。春日大社のナギは1000年以上前に植えられたものとして 有名ですし(春日大社境内のナギ巨樹 http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1397611208363/index.html 奈良市のホームページへ飛びます)。うー、そうするとありがたいもんだったのか。今うだつが上がんないのは、その時の種を大事にしなかった罰が当たってんのかも。スンマセン。
2015年4月25日土曜日
アカメガシワ
アカメガシワ Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
(トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE)
つい先日紹介したアカメガシワ。アリを呼んで体を守っているというおはなしの続編です。
●アカメガシワの対捕食者構造に関する研究
(修士論文の要旨のようです)
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/kohshima/Study/abstract/iwami.html
前回も紹介した上記の文献は、アリを寄せる構造として「花外密腺」と「粒状分泌物」をあげている。そこで、実体顕微鏡でこれらを探してみた。
まずは花外密腺。普通は蜜は花から出るので、花以外のところから蜜を出す腺をこう呼ぶ。アリが集っていたところは、葉の根元と葉の縁(下の絵、前回のもの)。それぞれの辺りを見てみた。
それぞれの部分を見てみると、お、それらしいものが。ちょっと潤っている感じ。葉の根元から少し横に出た細い脈の上にあるみたい。
お次は葉の縁。こちらもあるある。葉の根元よりもちょっと小さくて、少しくぼんでいるようだ。こちらも葉脈の先端付近に位置している。
これらの花外密腺から蜜を出して、アリを寄せているのか。
次は「粒状分泌物」。若い葉の脈から分泌され、直径0.6mm程度、半透明の袋状でアリの好む脂質の仲間がふくまれている、ということだが。う〜ん見つからない。唯一それかな?というのが、さっきの葉の根元の花外密腺のそばについていた。いつのまにか落ちてしまっていて、写真を取り直すことができなかった。また探そう。
もののついでなので、葉の裏の写真を撮ってみた。星空の様でなかなかに綺麗。
放射状に広がった針のようなものは星状毛。一本の毛が先の方で枝分かれして四方八方に広がっている。この葉はある程度成長しているので、この透明がかった毛があるが、もっと若い赤い葉では、赤い毛が生えている。
もう一つ、小さなビーズのようなものは腺点。こちらはアリを寄せるためではなく、捕食者を撃退するためのもののようである。アカメガシワの果皮(実の皮)は毒をもっていて、その毒は果皮の表面の腺点に含まれているそうだ。この葉の腺点も、同じように毒を含み捕食者からの防衛を担っている可能性があるという。
なるほどなるほど。
(トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE)
つい先日紹介したアカメガシワ。アリを呼んで体を守っているというおはなしの続編です。
●アカメガシワの対捕食者構造に関する研究
(修士論文の要旨のようです)
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/kohshima/Study/abstract/iwami.html
前回も紹介した上記の文献は、アリを寄せる構造として「花外密腺」と「粒状分泌物」をあげている。そこで、実体顕微鏡でこれらを探してみた。
まずは花外密腺。普通は蜜は花から出るので、花以外のところから蜜を出す腺をこう呼ぶ。アリが集っていたところは、葉の根元と葉の縁(下の絵、前回のもの)。それぞれの辺りを見てみた。
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| アリが来ているのは葉の根元と縁の部分 |
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| 葉の根元の花外密腺 |
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| 葉の縁の花外密腺。ちょっと小さめ。全くの縁というわけではなく、少し内側にある。 |
次は「粒状分泌物」。若い葉の脈から分泌され、直径0.6mm程度、半透明の袋状でアリの好む脂質の仲間がふくまれている、ということだが。う〜ん見つからない。唯一それかな?というのが、さっきの葉の根元の花外密腺のそばについていた。いつのまにか落ちてしまっていて、写真を取り直すことができなかった。また探そう。
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| 粒状分泌物か? |
もののついでなので、葉の裏の写真を撮ってみた。星空の様でなかなかに綺麗。
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| 葉の裏の拡大。星状毛と腺点がある。 |
もう一つ、小さなビーズのようなものは腺点。こちらはアリを寄せるためではなく、捕食者を撃退するためのもののようである。アカメガシワの果皮(実の皮)は毒をもっていて、その毒は果皮の表面の腺点に含まれているそうだ。この葉の腺点も、同じように毒を含み捕食者からの防衛を担っている可能性があるという。
なるほどなるほど。
シジュウカラ
シジュウカラ Parus major
(シジュウカラ科 PARIDAE)
十日ほど前の朝、子どもを学校へ送り出した帰り、家の近くのブロック塀から、小さな鳴き声のような音に気づいた。音を探ること数分、ようやく、ブロック塀の中から声がすることが分かった。猫の子でも落ちたか?と探すと穴があって、そこから鳴き声が聞こえる。
覗いてみても真っ暗。声だけはする。しばし、考えてから、携帯電話で撮影することを思いつく。フラッシュも焚けるし、何か写るだろう。
お、写った。深さはブロック2つ分というところか。くらくてやりにくいが、とにかく少しズームをして、再度挑戦。
お、雛だ。巣材は化学繊維の綿?と髪の毛?こんなところで雨ざらしじゃなかろうか。糞とかどうすんだろ。あと、何の鳥?
改めて夕方に撮影してみた。
今度はピントが合わなかった。けど、白い頬、背中の緑がかった色・・・おそらくシジュウカラか。
シジュウカラは大きさはスズメくらいで、スズメよりはちょっとやせ形の体型。留鳥とされていて、住宅地なんかでも一年中見ることができる。ツツピー、ツツピーみたいな鳴き方をする。
親を脅してしまってちょっと心配したが、翌日からもちゃんと親が出入りしていたので、子育ては継続されている模様。しかし、三日ほど前からあまり見なくなった。タイミングなのか、巣立ったのか、ヘビなんかに襲われたのか、放棄したのか・・・心配だが、またおどかしてしまうかと思うと、覗けないでいる。
(シジュウカラ科 PARIDAE)
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| 何か声が聞こえる、ブロック塀の穴 |
覗いてみても真っ暗。声だけはする。しばし、考えてから、携帯電話で撮影することを思いつく。フラッシュも焚けるし、何か写るだろう。
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| あ、なんかいる。 |
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| あ、鳥だ。 |
改めて夕方に撮影してみた。
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| あ、親? |
シジュウカラは大きさはスズメくらいで、スズメよりはちょっとやせ形の体型。留鳥とされていて、住宅地なんかでも一年中見ることができる。ツツピー、ツツピーみたいな鳴き方をする。
親を脅してしまってちょっと心配したが、翌日からもちゃんと親が出入りしていたので、子育ては継続されている模様。しかし、三日ほど前からあまり見なくなった。タイミングなのか、巣立ったのか、ヘビなんかに襲われたのか、放棄したのか・・・心配だが、またおどかしてしまうかと思うと、覗けないでいる。
2015年4月20日月曜日
アカメガシワ
アカメガシワ Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
(トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE)
若葉の季節、いろいろな樹木が芽吹き始めた。身近な環境での野生の樹木でよく目につくのがアカメガシワ。
赤い色の新芽をのばす。この赤い色、実は葉の表面にたくさん生えた「毛」の色。葉が成長してくると、だんだんと赤い毛は減り、葉が本来持っている緑色になる。和名の「アカメガシワ」のアカメはこの赤い色の新芽「赤芽」からきているらしい。
さて、この写真、赤い新芽の下のやや大きく育っている葉を見てみると、葉の付け根の部分に何やらアリがいる。他の葉にも確かにいる。集っているようだ。
こちらの葉には、葉の付け根だけではなく、葉の縁にまで。
調べてみると、アカメガシワは葉の付け根や葉の縁近くに、アリが好む蜜を出す腺があってアリを集めているらしい。なぜか・・・この蜜を出す腺、そして最初に取りあげた赤い毛はいずれも、アカメガシワの防御の工夫らしい。
芽から伸びはじめのまだ若い時期は、びっしりと生えた毛でガードする。密生した毛でガードするのかと思いきや、「赤い色」が大事な要素らしい。赤い色は昆虫の目には見えにくい色で、赤い色をしていると昆虫の眼には目立たないらしい。
葉がやや大きくなって赤い毛が落ちる頃になると、蜜腺から出る蜜でアリを集めて、葉に集まる害虫を追い払ってもらう。この他にもいくつか策があるらしい。そこまでして守るとは、相当おいしいのだろうか・・・
(参考)
<アカメガシワの防御について>
●アカメガシワの対捕食者構造に関する研究
(修士論文の要旨のようです)
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/kohshima/Study/abstract/iwami.html
●複数の防御形質を用いるアカメガシワ(トウダイグサ科)の資源配分戦略
(PDFがひらきます。学位論文の要旨です)
http://www.kagoshima-u.ac.jp/about/renken731.pdf
<昆虫の視覚について>
●人間の目・昆虫の目・機会の目 自然界における昆虫と植物の共進化
(PDFがひらきます。京都大学の講座?のスライドのようです)
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/frp7an/010-001/pdf/8.pdf
●昆虫の視覚世界をたどる —チョウと人間、目がいいのはどちら?—
(PDFがひらきます。生命健康科学研究所紀要の記事です。)
http://www3.chubu.ac.jp/documents/research_life_health/content/6141/6141_d7db16a6c91c8b63e3b7172f76231633.pdf
(トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE)
若葉の季節、いろいろな樹木が芽吹き始めた。身近な環境での野生の樹木でよく目につくのがアカメガシワ。
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| アカメガシワの新芽 |
さて、この写真、赤い新芽の下のやや大きく育っている葉を見てみると、葉の付け根の部分に何やらアリがいる。他の葉にも確かにいる。集っているようだ。
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| アリが集るアカメガシワの葉。 |
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| 葉の付け根と葉縁の腺に集るアリ(シリアゲアリの仲間か?) |
調べてみると、アカメガシワは葉の付け根や葉の縁近くに、アリが好む蜜を出す腺があってアリを集めているらしい。なぜか・・・この蜜を出す腺、そして最初に取りあげた赤い毛はいずれも、アカメガシワの防御の工夫らしい。
芽から伸びはじめのまだ若い時期は、びっしりと生えた毛でガードする。密生した毛でガードするのかと思いきや、「赤い色」が大事な要素らしい。赤い色は昆虫の目には見えにくい色で、赤い色をしていると昆虫の眼には目立たないらしい。
葉がやや大きくなって赤い毛が落ちる頃になると、蜜腺から出る蜜でアリを集めて、葉に集まる害虫を追い払ってもらう。この他にもいくつか策があるらしい。そこまでして守るとは、相当おいしいのだろうか・・・
(参考)
<アカメガシワの防御について>
●アカメガシワの対捕食者構造に関する研究
(修士論文の要旨のようです)
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/kohshima/Study/abstract/iwami.html
●複数の防御形質を用いるアカメガシワ(トウダイグサ科)の資源配分戦略
(PDFがひらきます。学位論文の要旨です)
http://www.kagoshima-u.ac.jp/about/renken731.pdf
<昆虫の視覚について>
●人間の目・昆虫の目・機会の目 自然界における昆虫と植物の共進化
(PDFがひらきます。京都大学の講座?のスライドのようです)
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/frp7an/010-001/pdf/8.pdf
●昆虫の視覚世界をたどる —チョウと人間、目がいいのはどちら?—
(PDFがひらきます。生命健康科学研究所紀要の記事です。)
http://www3.chubu.ac.jp/documents/research_life_health/content/6141/6141_d7db16a6c91c8b63e3b7172f76231633.pdf
2015年3月27日金曜日
スッポンタケ科の何か?
スッポンタケ科の何か?
PHALLACEAE spp.
2年ほど前、植物観察会の最中に、地面にゴムボールのような、卵のようなものを見つけた。何だと聞かれても検討つかないので、2つに割ってみた。一番外側は寒天質というかゼリー質のような透明感のある層で、中心には白い茎のような芯のようなものがある。その芯と表層の間は黒いもので埋められている。
おそらくスッポンタケの仲間の「卵」ではないかと思うのだが・・・「卵」といっても魚や鳥が生むいわゆる卵ではなく、未成熟のキノコ(幼菌)という捉え方で良いのだろうか。成長がすすむと、中の芯が伸び、表層を破り、立派なキノコになる。ハズ。
スッポンタケの仲間は、私たちが想像するキノコ(例えば、シイタケとかシメジとかナメコとか)とは違う形をしている。「この山で見られるのか」と出会うのを楽しみにしていた。
さて、2年後。どうやら出会えたようだ。しかし、雨に打たれ、何とも情けない姿。
以前見た「卵」の断面から、頭は黒いものだと思っていたけど、これは全身真っ白。種類が違うのか?雨に打たれて流されたのか?本では「悪臭」などとも書かれているが、そばに寄っても大して匂わない。なんとも言いがたい再会となってしまった。
後から調べてみると、このスッポンタケの「卵」、持ち帰って鉢植えにしてキノコが伸びるまで観察した人もいるようだ。しまった、半分に切った後、どうして良いか分からず、エタノール漬けの液浸標本にしてしまった・・・
PHALLACEAE spp.
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| スッポンタケ科の何かの「卵」の断面 |
おそらくスッポンタケの仲間の「卵」ではないかと思うのだが・・・「卵」といっても魚や鳥が生むいわゆる卵ではなく、未成熟のキノコ(幼菌)という捉え方で良いのだろうか。成長がすすむと、中の芯が伸び、表層を破り、立派なキノコになる。ハズ。
スッポンタケの仲間は、私たちが想像するキノコ(例えば、シイタケとかシメジとかナメコとか)とは違う形をしている。「この山で見られるのか」と出会うのを楽しみにしていた。
さて、2年後。どうやら出会えたようだ。しかし、雨に打たれ、何とも情けない姿。
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| 雨に打たれてうなだれたスッポンタケの仲間? |
後から調べてみると、このスッポンタケの「卵」、持ち帰って鉢植えにしてキノコが伸びるまで観察した人もいるようだ。しまった、半分に切った後、どうして良いか分からず、エタノール漬けの液浸標本にしてしまった・・・
2015年1月27日火曜日
コウガイビルの仲間
コウガイビルの仲間 Bipalium sp.
(コウガイビル科 BIPALIIDAE)
近所や家のまわりの塀などでは、雨が降るとこんな生き物を目にすることができる。頭が半月状に広がったうねうねした生き物。写真のコウガイビルの仲間は、半月状というより三日月状に近い。この頭の部分の形が、日本髪を撫で付けたり、頭皮を欠いたりする道具「笄(こうがい)」に似ていることから、コウガイビルという名前になったらしい。
この部分が頭かと思いきや、食事をする“口”は、この頭よりも後にあるらしい。
さて、名前を調べようと思ったが、イマイチよくわからない。このコウガイビルの仲間は長さは10cmもない。色は褐色で、体には縦に3本の黒い線がある。
昨年の秋にはこんなやつも見た。色が緑っぽくてとても長い。20cm強というところか。写真では分かりにくいが、頭の「こうがい」部分は、それほど大きくはならない。
この他に、体が真っ黒なコウガイビルもいる。年に1〜2回、風呂場に上がってくる。こちらの体長は10cm程度か。全部違う種類だとすると、家のまわりだけで3種類・・・結構すごいなぁ。
Jan. 27, 2015追記
ツイッター上で種類について教えて頂きました。
二枚目の写真の長い種類は、おそらくワタリコウガイビルBipalium kewense Moseley
一枚目の写真の方は、和名なし、とのことでした。
@LandPlanariaBot 様 ありがとうございました。
調べてみると、ワタリコウガイビルは外来種で、世界中で見られるようです。原産地はどこなのだろう。一枚目の写真の方は「和名なし」とのことなので、記載自体はされているということなのでしょう。いろいろいるんだなぁ。
(コウガイビル科 BIPALIIDAE)
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| 近所で見かけたコウガイビルの仲間 |
この部分が頭かと思いきや、食事をする“口”は、この頭よりも後にあるらしい。
さて、名前を調べようと思ったが、イマイチよくわからない。このコウガイビルの仲間は長さは10cmもない。色は褐色で、体には縦に3本の黒い線がある。
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| 長いコウガイビルの仲間。 |
この他に、体が真っ黒なコウガイビルもいる。年に1〜2回、風呂場に上がってくる。こちらの体長は10cm程度か。全部違う種類だとすると、家のまわりだけで3種類・・・結構すごいなぁ。
Jan. 27, 2015追記
ツイッター上で種類について教えて頂きました。
二枚目の写真の長い種類は、おそらくワタリコウガイビルBipalium kewense Moseley
一枚目の写真の方は、和名なし、とのことでした。
@LandPlanariaBot 様 ありがとうございました。
調べてみると、ワタリコウガイビルは外来種で、世界中で見られるようです。原産地はどこなのだろう。一枚目の写真の方は「和名なし」とのことなので、記載自体はされているということなのでしょう。いろいろいるんだなぁ。
2014年10月4日土曜日
イボタガの幼虫
イボタガ Brahmaea japonica Butler, 1873
(イボタガ科 BRAHMAEIDAE)
の幼虫
初夏くらいだったか、観察会の途中、立ち止まったときに何かの幼虫に気がついた。ぱんぱんに張ってツヤのある緑色の体に、黒くて長い刺というかひげのようなものがある。
調べてみるとイボタガの幼虫のようだ。イボタガの名前は「イボタノキ(モクセイ科)の植物を食べる蛾」という意味のようだ。幼虫の食草は、イボタノキをはじめとするモクセイ科の樹木の葉。
写真の幼虫が取り付いている木の枝は、ネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb.というやはりモクセイ科の植物なので、この気を食べているのかも。しかし、この時はじっとしていて、食べている気配はなかった。
この髭が特徴的で、始めはギョッとして、見慣れてくるとカッコいい、な感じなんですが、終齢幼虫(さなぎになる一歩手前の幼虫)になるとこの髭はなくなるそうだ。なんともったいない・・・
さて、この幼虫が大人になった姿を実は知らないのだが、調べてみると何ともすごい模様の蛾らしい。これは実物を見てみたいものだ。出現する時期は春の早い時期らしい。やはり夜に灯りのあるところを探せば良いのだろうか?
(イボタガ科 BRAHMAEIDAE)
の幼虫
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| イボタガの幼虫。黒いひげのような飾りがあり終齢ではない。 |
調べてみるとイボタガの幼虫のようだ。イボタガの名前は「イボタノキ(モクセイ科)の植物を食べる蛾」という意味のようだ。幼虫の食草は、イボタノキをはじめとするモクセイ科の樹木の葉。
写真の幼虫が取り付いている木の枝は、ネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb.というやはりモクセイ科の植物なので、この気を食べているのかも。しかし、この時はじっとしていて、食べている気配はなかった。
この髭が特徴的で、始めはギョッとして、見慣れてくるとカッコいい、な感じなんですが、終齢幼虫(さなぎになる一歩手前の幼虫)になるとこの髭はなくなるそうだ。なんともったいない・・・
さて、この幼虫が大人になった姿を実は知らないのだが、調べてみると何ともすごい模様の蛾らしい。これは実物を見てみたいものだ。出現する時期は春の早い時期らしい。やはり夜に灯りのあるところを探せば良いのだろうか?
2014年10月3日金曜日
ホウライチクの花
ホウライチク Bambusa multiplex (Lour.) Raeusch. ex Schult. et Schult.f.
(イネ科 POACEAE)
以前紹介したホウライチク。少し前の観察会の時、開花しているのに気が付いた。
ホウライチクは地下茎がほとんど伸びず株立ちになる竹のなかまで、一般的なモウソウチクやマダケのように、地下茎をどんどんのばして広く広がることがない。その性質を利用して、土地の区切り(所有者の違いや、利用の仕方の違い)のところに植えて目印にしていた、という話を聞いたことがある。
竹の花はなかなか咲かない、咲いたら枯れる、などと言われることが多い。ホウライチクはどうなのだろう?今まで何度かホウライチクの開花を見たことはあるが、その後追跡して観察した覚えはない・・・
(イネ科 POACEAE)
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| ホウライチクの花。雄しべの葯(茶色の棒状のもの)がよく見える。 |
ホウライチクは地下茎がほとんど伸びず株立ちになる竹のなかまで、一般的なモウソウチクやマダケのように、地下茎をどんどんのばして広く広がることがない。その性質を利用して、土地の区切り(所有者の違いや、利用の仕方の違い)のところに植えて目印にしていた、という話を聞いたことがある。
竹の花はなかなか咲かない、咲いたら枯れる、などと言われることが多い。ホウライチクはどうなのだろう?今まで何度かホウライチクの開花を見たことはあるが、その後追跡して観察した覚えはない・・・
2014年9月30日火曜日
エダナナフシ
エダナナフシ Phraortes illepidus (Brunner von Wattenwyl, 1907)
(ナナフシ科)
植物の観察会の途中で気づいた虫。細い草の茎のような細長い体で、羽もない。まわりの草の色と同じような緑色で、ほとんど動かないか、動いてもとってもゆっくり。まわりの草に化けて身を守る「擬態(ぎたい)」をしているのだろう。たぶん鳥やカマキリなどの捕食者に見つからないようにしているようだ。
このような体形の昆虫をみつけると簡単に「ナナフシ!」と言ってしまうが、ブログに載せるため写真を良く見てみると、触覚がとても長い、腹部の先(七節目)がちょっと出っ張っている、等の特徴がある。どうやらエダナナフシという種類のようだ。
草食でとても柔らかい体をしている。敵に襲われたり、なにか物理的な衝撃を受けると脚や触覚が切れてしまうこともあるらしい。そして、切れた脚や触覚はまた再生するようだが、この再生について面白い現象があるらしい(以下のリンク参照)。
Experiment ナナフシ -この愛すべき奇妙な昆虫-(生命史研究館)
このナナフシの仲間は、メスばかりが多く見られ、オスがほとんど見当たらないということが多いらしい。オスとの交尾を必要とせず、メスだけで卵を産み、増えていくようだ。
以前、職場の子が捕まえてきたナナフシの仲間は、大事に飼育していたら草の実のような卵をたくさん産んだのでメスだと分かった。その卵からたくさん孵ったが、飼育しきれないのでもとの場所に放してしまった。
(ナナフシ科)
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| エダナナフシか? |
植物の観察会の途中で気づいた虫。細い草の茎のような細長い体で、羽もない。まわりの草の色と同じような緑色で、ほとんど動かないか、動いてもとってもゆっくり。まわりの草に化けて身を守る「擬態(ぎたい)」をしているのだろう。たぶん鳥やカマキリなどの捕食者に見つからないようにしているようだ。
このような体形の昆虫をみつけると簡単に「ナナフシ!」と言ってしまうが、ブログに載せるため写真を良く見てみると、触覚がとても長い、腹部の先(七節目)がちょっと出っ張っている、等の特徴がある。どうやらエダナナフシという種類のようだ。
草食でとても柔らかい体をしている。敵に襲われたり、なにか物理的な衝撃を受けると脚や触覚が切れてしまうこともあるらしい。そして、切れた脚や触覚はまた再生するようだが、この再生について面白い現象があるらしい(以下のリンク参照)。
Experiment ナナフシ -この愛すべき奇妙な昆虫-(生命史研究館)
このナナフシの仲間は、メスばかりが多く見られ、オスがほとんど見当たらないということが多いらしい。オスとの交尾を必要とせず、メスだけで卵を産み、増えていくようだ。
以前、職場の子が捕まえてきたナナフシの仲間は、大事に飼育していたら草の実のような卵をたくさん産んだのでメスだと分かった。その卵からたくさん孵ったが、飼育しきれないのでもとの場所に放してしまった。
2014年9月2日火曜日
ツルコウゾの実
ツルコウゾ Broussonetia kaempferi Siebold
(クワ科 MORACEAE)
またもや季節外れで申し訳ないが、6月頃だったか、ツルコウゾがたくさん実をつけているのを見た。赤というか濃いオレンジ色に熟していた。雨上がりで濡れていて少しためらったが、一つ口に入れてみた。甘くておいしいが、舌触りがなんだか「ネトッ」とした感じで、そこがあまり好みではなかった。
ツルコウゾという名前のとおりつる状の植物で、他の植物に取り付きどんどん上に伸びていく。ツルコウゾの「コウゾ」は、和紙の原料となる「楮」のことで、分類上も楮(コウゾ Broussonetia kazinoki Siebold × B. papyrifera (L.) L'Hér. ex Vent.)と近い仲間である。コウゾに比べると細長い葉をしている。
雌雄異株なので、写真のものはメスの花をつける雌株と言うことになる。この植物は、実は温かい地方の植物らしく、九州と四国の西部や本州の一部にしかないらしい。熊本では結構簡単に見ることができる。
(クワ科 MORACEAE)
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| ツルコウゾの実 |
ツルコウゾという名前のとおりつる状の植物で、他の植物に取り付きどんどん上に伸びていく。ツルコウゾの「コウゾ」は、和紙の原料となる「楮」のことで、分類上も楮(コウゾ Broussonetia kazinoki Siebold × B. papyrifera (L.) L'Hér. ex Vent.)と近い仲間である。コウゾに比べると細長い葉をしている。
雌雄異株なので、写真のものはメスの花をつける雌株と言うことになる。この植物は、実は温かい地方の植物らしく、九州と四国の西部や本州の一部にしかないらしい。熊本では結構簡単に見ることができる。




























